Sponsored Link

袋田の滝の歴史を知って大子町の観光スポット8選を楽しもう

袋田の滝をはじめとする茨城県大子町周辺の情報・観光スポット・駐車場・アクセス方法・歴史・ライブカメラ映像などをご紹介します。

茨城県大子町周辺のライブカメラ

各リンクをクリックまたはタップをするとライブ映像をご覧いただけます。

Sponsored Link

茨城県大子町の名所「袋田の滝」とは?

滝のカタチ

袋田の滝は茨城県北端の大子町だいごまちにある高さ約120mの滝である。

滝川という同町を流れる川の途中にあり、この滝から流れ落ちた水はやがて鮎の釣場として有名な久慈川に注ぎ込む。

袋田の滝は、和歌山県の那智滝、栃木県の華厳滝と並び、日本三大名瀑の一つに数えられている。日本には高さが5m以上の滝でも2,500以上あると言われているので、この3滝がいかに選りすぐられた名瀑中の名瀑であるかがわかるだろう。

そんな数多く存在する滝も、水の落ち方によって大きく二つに分類することができる。

流れてきた川が断崖によってほぼ垂直に落下していく直瀑と、傾斜した岩肌を滑り台のように流れていく渓流瀑である。

三大名瀑のうち、那智滝・華厳滝は直瀑に属するが、袋田の滝は渓流瀑に属するので、言わば袋田の滝は日本一の渓流瀑と呼べるだろう。

冬には条件が揃えば、氷瀑という滝の水が凍結する現象が起こり、数年に一度の割合で滝全体が完全凍結することもある。

冬のみならず、袋田の滝は季節によって水量や周囲の木々の様子が変化する。かつてこの地を訪れた西行法師が「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことから、別名を「四度よどの滝」とも言う。また、その名前は四段に落下する滝の様子に由来しているとも言われている。

目次へ戻る

好きなお味と月の形

四度の滝と言うくらいなのだから、逆に言えばどの季節に訪れてもよいのである。

しかし、それでもいつ行けばよいか決められない人もいるだろう。

そんな時は大子町の名産品の旬の季節で選んでみることをオススメする。

大子町の味覚は、りんご、そば、茶、鮎、こんにゃくなどが有名だ。それぞれの旬は、りんごが9月下旬から11月下旬。そばが11月から12月。茶が5月中旬から6月中旬。鮎が6月。こんにゃくが11月から1月である。

自分の好きな食べ物がおいしい季節に出かけてみれば、滝以外の楽しみも持てる旅になるはずだ。

もっとマニアックに決めたいならば、月齢で決めてみるとよい。

「四度の滝」の由来となった西行法師が晩年に詠んだ有名な歌がある。

「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」 

如月の望月は旧暦の2月15日のことで、釈迦の命日である。つまり、この歌は「(釈迦の入滅した日と同じ)2月の満月の頃、桜の花の下にて死にたいものである」という意味である。実際、西行は自身が詠んだ歌の通り、旧暦の2月16日に桜の花の下で亡くなった。

如月の望月は現在のグレゴリウス暦でいえば3月初頭から4月初頭の満月の日である。大子町の桜の開花は4月上旬から中旬なので、年によっては桜の開花と如月の望月が重なることもある。袋田の滝にゆかりのある西行を偲び、如月の望月、あるいは十六夜に訪れてみてはいかがだろうか。

また、大子町には袋田の滝のほかにも、月待つきまちの滝という滝がある。

月待の滝は滝の裏側に入れる構造をしており、二十三夜の月に安産や子育てを祈願するためにそこで月の出を待ったことからこの名が付けられた。

古くからの風習どおり、二十三夜の月をここで待ってみるのもいいが、何しろ二十三夜の月は月の出が23時以降と大変遅く、その頃には足元も覚束なくなっているだろう。この滝で月見がしたいのなら、素直に月の出の早い日に行こう。

月見といえば、大子町では「奥久慈しゃも」という地鶏も名産だ。卵を割って出てくる月も味わってみよう。

目次へ戻る

愛の聖地大子町

地鶏のほかにも大子町を代表する鳥がいる。町の鳥にもなっているオシドリだ。

オシドリと聞いて連想するのは、なんといっても仲睦まじい夫婦の姿だろう。つかず離れずツガイで行動を共にする様は「おしどり夫婦」という言葉に代表されるように、夫婦円満のシンボル的存在だ。

上述の月待の滝もそうだが、大子町には夫婦にとって縁起のいいスポットに恵まれている。

月待の滝は二筋の滝が並んで流れ落ちている夫婦であり、水量が多くなるとさらに一筋の滝が増えて親子滝となる。

また、安産や子育てを祈願する場所だけあって、胎内観音が祀られている。二十三夜の月を待たずとも十分にご利益があるだろう。

また、水量が多くなると姿が変わるのは袋田の滝も同じである。なんと、水量が増えると滝の中段に大きなハートが浮かぶともっぱらのウワサである。また、袋田の滝の観瀑台へ続くトンネルの中にも胎内観音が安置されている。

どちらの滝も水量が増加する季節は、雪融けの春先や雨がよく降る夏である。水量が増せば滝の迫力も増えるので観光にもオススメの季節であるとともに、夫婦愛を深めるのにも絶好の季節だ。多少恥ずかしいセリフを吐いても、滝の音が掻き消してくれるだろう。

また、仲睦まじいオシドリの夫婦が見られるのは繁殖期である4月から7月である。ちなみにオシドリは茨城県の準絶滅危惧種に指定されている。見つけられたら相当な幸運がやってくるだろう。オシドリは袋田の滝周辺でも見られることがあるので、ぜひ探してみよう。

訪れる季節が悩ましい袋田の滝だが、どの季節に訪れても必ず見どころとなるものが迎えてくれる。

四度の滝のベストショットを発見しに、ぜひ大子町へ訪れよう。

目次へ戻る

Sponsored Link

大子町周辺の観光スポットマップ

大子町周辺の観光スポット

観光写真の提供元: 大子町様

※当サイト運営が撮影した写真も含まれます

袋田の滝

高さ約120m、幅約73mの大きさを誇る名瀑。
滝を正面から見るには観瀑台を利用しよう。滝を見上げる視点と見下ろす視点の両方から滝を見ることができる。
11月から1月の日没後には滝のライトアップもされる。

袋田の滝
入場料 高校生以上:300円 中学生以下:150円 未就学児:無料
駐車場 あり 無料 270台 有料駐車場もあり
所在地 〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田
アクセス

バス

JR袋田駅から
茨城交通バス滝本行で6分「滝本」バス停下車、すぐ

徒歩

JR袋田駅から
25分
営業時間 観瀑台 5月~10月 8:00 ~ 18:00 11月~4月 9:00 ~ 17:00
定休日 なし

目次へ戻る

生瀬の滝

袋田の滝の上流にある高さ20mほどの滝。袋田の滝からハイキングコースを歩いて行けるのだが、傾斜のある階段は少々大変に感じるかもしれない。
ハイキングコースは登るごとに袋田の滝の音が遠ざかっていったり、野鳥のさえずりが聞こえてきたりと、聴覚でも楽しませてくれる。

生瀬の滝
入場料 無料
駐車場 袋田の滝と同じ
所在地 〒319-3512 茨城県久慈郡大子町小生瀬
アクセス

バス

JR袋田駅から
茨城交通バス滝本行で6分「滝本」バス停下車、徒歩20分

徒歩

JR袋田駅から
45分
営業時間
定休日 なし

目次へ戻る

月待の滝

二十三夜信仰で知られる高さ17mの滝。滝の裏側からも見ることができることから、別名を「裏見の滝」とも呼ばれる。
滝のすぐそばにもみじ苑というお店もあり、大子町の名物である蕎麦や名水で淹れたコーヒーを滝を見ながら食すこともできる。

月待の滝
入場料 無料
駐車場 あり 無料
所在地 〒319-3556 茨城県久慈郡大子町大字川山
アクセス

バス

JR常陸大子駅から
茨城交通バス家戸内行で11分「嵯峨草橋」バス停下車、徒歩4分
営業時間 もみじ苑 10:30 ~ 19:00
その他 もみじ苑
5月~8月、11月:無休
上記以外の月:水曜日

目次へ戻る

奥久慈茶の里公園

大子町の特産のひとつである茶が3000平方メートルもの面積に栽培されている。
毎年5月中旬から6月上旬には茶摘み体験ができるほか、茶室にて茶道体験といった各種体験教室も開催されている。
また、大子町で和紙人形づくりに没頭した山岡草氏の作品を展示した美術館も併設されている。

奥久慈茶の里公園
入場料 無料 <和紙人形美術館> 高校生以上:300円 中学生以下:200円
駐車場 あり 無料
所在地 〒319-3543 茨城県久慈郡大子町大字左貫1920
アクセス

バス

JR常陸大子駅から
茨城交通バス森の前行で17分「仲井下」バス停下車、徒歩2分
営業時間 9:00 ~ 17:00
定休日 水曜日
その他 年末年始休業

目次へ戻る

オートキャンプ場グリンヴィラ

Sponsored Link

有名アウトドア雑誌により5つ星の認定を受けたオートキャンプ場。キャンプ場の敷地面積だけで約41,000平方メートルという広大さを誇る上に、温泉施設の「ふれあいの湯」が併設されている。また、隣接する大子広域公園内には室内プールやアスレチック、テニスコートや運動公園もあり、アクティビティも充実している。
宿泊はテントはもちろん、別荘のようなキャビンやアメリカントレーラーで過ごすことも可能だ。

オートキャンプ場グリンヴィラ
入場料 キャンプサイト:3,600円~(冬季割引あり) キャビンサイト:18,700円~ トレーラーサイト:19,800円
駐車場 あり
所在地 〒319-3552 茨城県久慈郡大子町矢田15-1
アクセス

東北自動車道宇都宮ICから
100分

常磐自動車道那珂ICから
75分
営業時間 出入り口ゲート 6:30 ~ 21:00 センターハウス 8:00 ~ 21:00
定休日 水曜日
その他 要予約

目次へ戻る

大子温泉

大子町は泉質の異なる3つの温泉が湧き出ている。
大子温泉は大子町の中心部に温泉宿が点在している。泉質はナトリウム硫酸塩泉で、美肌によいとされる。

大子温泉
所在地 JR常陸大子駅そば、久慈川沿いに点在
その他 泉質:ナトリウム硫酸塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、切り傷、火傷、美肌など

目次へ戻る

袋田温泉

袋田の滝の近くにある歴史深い温泉地。清流のほとりで温泉を楽しもう。

袋田温泉
所在地 〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田
アクセス

バス

茨城交通バス滝本行で6分「滝本」バス停下車、すぐ
その他 泉質:ナトリウム硫酸塩泉・塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、切り傷、火傷、美肌など

目次へ戻る

月居温泉

袋田の滝の上流部にある温泉。管理運営が地元住民によって行われている。泉質はアルカリ性単純温泉。

月居温泉
所在地 〒319-3512 茨城県久慈郡大子町小生瀬2879-4
アクセス

バス

茨城交通バス馬次入口行で16分「立神入口」バス停下車、すぐ
その他 泉質:アルカリ性単純泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾など

目次へ戻る

袋田の滝へのアクセス

[amp]

アクセスマップについては、こちらをご覧ください。

アクセスマップはこちら

[/amp]

袋田の滝行のバスは袋田駅の隣駅の常陸大子駅からも出ているが、バスの運行状況によっては歩いたほうが早いため、袋田駅の利用がオススメ。
なお、大子町の中心部に近いのは常陸大子駅なので、袋田の滝以外の観光スポットへ赴く場合は常陸大子駅からバスを利用したほうが利便性は高い。 自然豊かな地ゆえに傾斜のある道も多いため、多くのスポットを巡ろうと思うのなら車を利用するのが吉だろう。

目次へ戻る

袋田の滝に関するリンク

目次へ戻る