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沖永良部島って楽しい!歴史から知る鹿児島県和泊町観光スポット4選

沖永良部島和泊町周辺の情報・観光スポット・駐車場・アクセス方法・歴史・ライブカメラ映像などをご紹介します。

各リンクをクリックまたはタップをするとライブ映像をご覧いただけます。

沖永良部島・和泊町周辺のライブカメラ

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和泊町とは?

サンゴが造り上げた島

東シナ海に浮かぶ長さ約1,200kmの南西諸島。その内の約200kmを占める奄美群島の南から2番目に位置する島が沖永良部島おきのえらぶじまである。群島といえども、隣の島である徳之島・与論島とはそれぞれ30km以上も離れている。

沖永良部島はサンゴ礁が隆起してできた島であり、島のほとんどが石灰岩に覆われたカルスト地形である。当然、島の周りにもサンゴが群生しており、ダイビングやシュノーケリングに最適なスポットである。

また、サンゴ礁による白い砂のビーチは南国の風情そのものである。島の地下には石灰岩が浸食されてできた鍾乳洞が多数存在し、代表的なものには国内で2番目となる長さの大山水鏡洞おおやますいきょうどうのほか、全長3500mのうち600mほどが一般公開されている昇竜洞などがある。

沖永良部島は鹿児島県に属しているが、鹿児島本土からは南西へ約450km離れているのに対して、沖縄本島からは北東へ約60kmの距離にあり、どちらかというと沖縄に近い島である。

また、近いのは距離だけではなく、気候も沖縄と同じく亜熱帯気候に属するほか、文化的にも沖縄の影響が色濃く残っている。特に沖永良部島は沖縄の伝統舞踊であるカチャーシーが踊られる北限であり、日本伝統の弦楽器も沖永良部島以南では三線が弾かれるが、それより北だと三味線が弾かれる。音楽や言語といった琉球文化との境界線は沖永良部島だと思ってよいだろう。

沖永良部島には2つの町がある。東側が和泊町わどまりちょう、西側が知名町ちなちょうだ。沖永良部島へは船か飛行機で行けるのだが、定期船の主要な停泊港である和泊港も島内唯一の空港である沖永良部空港も和泊町にあるので、沖永良部島に到着した際は十中八九で和泊町に降り立つことになる。

沖永良部島の玄関口が和泊町、鍾乳洞が多数存在しているのが知名町と覚えておこう。

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有人島漂流記

沖永良部島の面積は93.6㎢だが、実は地球の裏側のチリにはロビンソン・クルーソー島(93㎢)という、ほぼ同面積の島が存在する。

このロビンソン・クルーソー島はその名の通り、デフォーの『ロビンソン・クルーソー』のモデルとなったスコットランド人水夫、セルカークが4年4ヶ月間過ごした無人島(現在は有人島)であるが、実は『ロビンソン・クルーソー』が作中で漂着した島と沖永良部島は多くの共通点がある。

1つ目が危険生物の存在である。主人公であるロビンソンは南国特有の猛獣を非常に恐れたが、実際にはロビンソンの島にはそのような動物は生息していなかった。沖永良部島も沖縄や他の奄美群島の多くの島のようにハブが生息していると思われるだろうが、沖永良部島にはハブが生息していないのである。ただし、近隣の海にはエラブウミヘビというハブよりも強い毒を持つウミヘビが生息しているが、非常におとなしい性質である上、絶滅危惧種に指定されているほど個体数は少なくなっている。実際、噛まれた事例はほとんどなく、ロビンソンが食人種に対してそうしたように、こちらから接触しようとしなければ過度に心配する必要はない。

2つ目がヤギである。ロビンソンの島では野生のヤギが生息しており、ロビンソンはこれを食糧とし、家畜化もしたのだが、沖永良部島でもヤギが家畜として飼われており、日常的に食べられている。独特の味なので好みは別れるそうだが、ロビンソンも食したヤギ肉は島内の奄美家庭料理の店などで食べることができる。

3つ目がウミガメである。ロビンソンの島はウミガメが多く上陸する島であり、ロビンソンはこのウミガメも簡単に捕獲できる美味なものとして食糧にしていた。沖永良部島もウミガメが多く上陸し、ウミガメの産卵を見ることができるスポットとして知られている。また、年によって変動はあるものの、ウミガメの上陸数が多い市町村で和泊町が全国2位になったこともある。

ただし、貴重なウミガメを食べることはもちろん、上陸したウミガメに触ることも条例で禁止されているので、観察の際はマナーを守るようにしよう。

先述の通り、沖永良部島は海岸から陸地が見えないので、海岸をグルっと回ればさながら絶海の孤島に漂流した気分が味わえる。沖永良部島までの長い船旅の間に『ロビンソン・クルーソー』を読めば、島での楽しみがより一層広がること請け合いだろう。

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沖永良部島(和泊町)の歴史

意外と知られていないことだが、沖永良部島には上野公園 と同じく、犬を散歩させる西郷隆盛像がある。

奄美群島は1609年に薩摩藩に侵攻され接収されて以来、薩摩藩の流刑地としても利用されていたのだが、西郷隆盛は生麦事件で有名な、薩摩藩で事実上の最高権力者であった島津久光との間に確執が起きたことで、1862年に徳之島を経て沖永良部島へと流された。

その後、薩摩藩内で西郷の待望論が起こり、島津久光に赦免されるまでの1年7ヵ月をこの島で過ごしている。それが縁で、和泊町にある西南戦争の戦死者を奉った南洲神社に西郷隆盛像が安置されているのだ。

また、戦争といえば、奄美群島は第二次世界大戦の降伏文書に則り、沖縄と共に1946年からアメリカ政府の統治下に置かれていた時代もある。奄美群島は1953年に日本に復帰したが、主な物資の調達先である沖縄の返還が1972年であったため、沖縄が復帰するまでの間は供給が不安定な時代でもあった。

現在ではそんな時代があったことなど少しも感じさせない平和な南国の楽園であるが、沖永良部島を深く知るためには是非とも覚えていてほしいことである。

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和泊町マップ周辺の観光スポットマップ

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和泊町周辺の観光スポット

観光写真の提供元: ぐーんと奄美様

西郷南洲記念館

西郷南洲記念館

西郷隆盛が流刑された当時の様子が牢獄と銅像で再現されている。ここの100mほど北に上述の南洲神社があるが、そちらの西郷隆盛像とはまったく体格が異なっている様子が流刑生活の過酷さを物語る。

西郷南洲記念館
入場料 高校生以上:200円 小中学生:100円
駐車場 あり
所在地 〒891-9112 鹿児島県大島郡和泊町大字和泊587−3
アクセス

沖永良部空港より
10分

和泊港より
3分

知名港より
20分

バス

沖永良部空港より
知名行の空港線or知名・国頭線にて手々知名バス停下車後徒歩1分

知名港より
国頭行の知名・国頭線or沖永良部空港行の空港線にて手々知名バス停下車後徒歩1分

徒歩

和泊港より
11分
営業時間 9:00 ~ 17:00
定休日 月曜日

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フーチャ

フーチャ

フーチャとは現地の言葉で「吹き上げる」という意味である。石灰岩が波の浸食を受けて形成された海蝕洞であるが、その名の通り、波が来る度に波飛沫が10mほど吹き上がり、海が荒れた時には20~70mもの高さに達することがある。波飛沫もさることながら、ゴツゴツとした断崖の地形もダイナミックである。
予想外の高さの潮が吹き上がることもあるので、海水を被って困るものは迂闊に取り出さないようにしよう。

フーチャ
入場料 無料
駐車場 あり
所在地 〒891-9101 鹿児島県大島郡和泊町国頭
アクセス

沖永良部空港より
10分

和泊港より
12分

知名港より
32分

バス

和泊港より
国頭行の知名・国頭線or沖永良部空港行の空港線にて国頭バス停下車後徒歩15分

知名港より
国頭行の知名・国頭線or沖永良部空港行の空港線にて国頭バス停下車後徒歩15分

徒歩

沖永良部空港より
30分

営業時間 なし
定休日 なし

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笠石海浜公園

笠石海浜公園

砂浜近くに整備された公園で、ゆりの塔と呼ばれる展望塔からは太平洋を見渡すことができる。ゆりの塔のモチーフであるエラブユリの花畑があり、4月から5月にかけて開花する。 キャンプ場やバーベキュー場も併設されており、様々なレジャーを楽しめる公園である。
園内には外観から内装のほとんど全てにサンゴ石灰岩が使われている喫茶店「笠石ファミリーランド」もあるので、遊び疲れたらそちらで休憩するのもよいだろう。

笠石海浜公園
入場料 無料
駐車場 あり
所在地 〒891-9102 鹿児島県大島郡和泊町喜美留544-10
アクセス

沖永良部空港より
8分

和泊港より
7分

知名港より
27分

バス

沖永良部空港より
知名行の空港線or知名・国頭線にて喜美留バス停下車徒歩8分

和泊港より
国頭行の知名・国頭線or沖永良部空港行の空港線にてバス喜美留バス停下車徒歩8分

知名港より
国頭行の知名・国頭線or沖永良部空港行の空港線にて喜美留バス停下車徒歩8分
営業時間 なし
定休日 なし
その他 キャンプ場:無料。和泊町役場にて予約・受付
BBQ場:無料。近隣の貸出所にて用具レンタル可能

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ワンジョビーチ

ワンジョビーチ

島北側の東シナ海に面しており、白い砂浜とサンゴ礁が魅力の沖永良部を代表するビーチ。
日本でも屈指の早さとなる4月中旬に海開きが行われることでも知られている。
周辺にはシャワーやトイレも整備されているので、海水浴に非常に適した海水浴場だ。

ワンジョビーチ
入場料 無料
駐車場 あり
所在地 〒891-9114 鹿児島県大島郡和泊町畦布
アクセス

沖永良部空港より
16分

和泊港より
11分

知名港より
28分

バス

沖永良部空港より
知名行の空港線or知名・国頭線にて和泊バス停で乗換。知名行のガジマル線にて畦布バス停下車徒歩11分

和泊港より
知名行のガジマル線にて畦布バス停下車徒歩11分

知名港より
和泊行のガジマル線にて畦布バス停下車徒歩11分
営業時間
定休日 なし

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和泊町へのアクセス

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アクセスマップについては、こちらをご覧ください。

アクセスマップはこちら

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東京・大阪からは鹿児島空港経由が最速のルート。奄美諸島巡りをしてみたい方は那覇から船に乗るのが吉。そして、3日にわたる航海を楽しむ余裕があるツワモノは、ぜひ神戸港からの船旅にチャレンジしよう! 島内の移動はレンタカーを沖永良部空港、和泊港、知名港付近で借りることができるので、そちらの利用をオススメする。

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和泊町に関するリンク

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